京都府南丹市は、大阪府、兵庫県、福井県、滋賀県と県境を接する京都府の中部を縦断するように市域が広がっています。
※滋賀県に抜けるルートはありません
南北に約40km、東西に約40km、総面積616.4㎢と京都府内では京都市に次いで広く、全国でも99番目に広い面積をもつ自治体です。
その広さは淡路島(592.2㎢)や東京23区(622㎢)、琵琶湖(670.4㎢)と同様の大きさです。
人口は約3万人で、行政機能は旧4町ごとに整備されています。
この記事では、南丹市の町名と地域情報、地図を案内します。
極力、信頼できる資料を確認してまとめましたが、歴史的経緯等を紐解きながらの作業のため、誤りがあるかもしれません。最終的には南丹市や地元の方などに確認をお願いします。
南丹市の全体像
行政の中心は園部町
南丹市役所を始め、各行政機関(京都府の出先機関、ハローワーク、税務署、裁判所など)は園部町にあります。
その他の3町には「支所」といい、市役所の補完機能を持つ施設があります。
※美山町には別途、市の窓口業務を担う振興会もあります(詳細)。
南丹市の人口、面積など(旧4町別)
旧町名 | 人口(人) | 面積(㎢) | 専有率(%) | 人口密度(人/㎢) |
---|---|---|---|---|
園部町 | 15,424 | 102.78 | 16.7 | 150.1 |
日吉町 | 4,303 | 123.50 | 20.0 | 34.8 |
美山町 | 3,334 | 340.47 | 55.2 | 9.8 |
八木町 | 6,695 | 49.56 | 8.0 | 135.1 |
合計 | 29,756 | 616.40 | 100.0 | 48.3 |
住所表記について
南丹市の住所表示は旧4町の合併により、住所の表示が平成18年より変更
南丹市 住所表示 (ndl.go.jp)
・「船井郡」、「北桑田郡」→ 「南丹市」
・旧住所の「町名」、「字名」、「小字名」はそのまま残す
※「大字」、「字」、「小字」の表記は削除
・地番表示が「●●番地の▲」 →「●●番地▲」
「集落」という言葉があります。
都心部、地方都市の居住者には馴染のない言葉ではないでしょうか?
私自身、この言葉を意識しだしたのは南丹市に移住してからです。
簡単に言うと「集落」とは住所にはない昔からの自治区といったところでしょうか。
この記事の事情とは違いますが、例えば、
私の(公的書類や郵便物、Googleマップ)住所は「日吉町胡麻●●」ですが、
集落名は住所とは全く別の名前です。 ※Googleマップにも出てこない
「集落名」は田舎では住所よりも高い重要度を持っている可能性があります。
実際、ゴミ出し時には「集落名」を記載します。
また南丹市の「移住促進特別区域」は集落名で指定されています。
「集落名」=「住所」の場所が大半ですが、
「集落名」≠「住所」の場所は正確な住所特定が困難なケースがあります。
バス停の名称が集落名になっていることもあり、バス停名からおおよその特定ができる集落もあります。なお、住所より集落名がメジャーの場所もあります。
同様に「地区名」という言葉があります。
これは昭和の合併を色濃く反映したもので、先述の「移住促進特別区域」にも地区名が記載されています。
大きさは
集落名 < 地区名 < 旧町名 < 南丹市 < 京都府 となります。
旧町名別の地区名は以下の通りです。
園部町:元村地区、元町地区、元桐地区、川辺地区、摩気地区、西本梅地区
日吉町:胡麻郷地区、五ヶ荘地区、世木地区
美山町:知井地区、平屋地区、宮島地区、鶴ヶ岡地区、大野地区
八木町:南地区、東地区、西地区、北地区、神吉地区
太字の地区は「集落名」≠「住所」が多い場所です。
これらの地域に移住時は集落名も気にしておきましょう。
集落名は行政区と呼ぶこともあります。